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LSIというか仕事全体とかJUGEMなど
先日、詳細設計仕様書を携えて顧客の前で説明してきたわけだが、なにしろぐだぐだでお話にならんかった。自覚はしていたが、やっぱり切ないぜ。

理由としては、言い訳になりますが仕様書を理解する時間がとれず、わかる部分から作成し、わからない部分を放置。そしてタイムアウトになってしまったということ。

あとわからない箇所を上司に質問をするんだが、上司はたくさんの仕事を抱えている&全部理解している訳ではないので、私の質問にもあまり的確に答えてもらえなかった。もっとも、上記のように理解できてない質問しているから、私自身混乱していたというのもある。

顧客の要求仕様書もかなり端折ってあったり、抜けが多く理解に苦しむことが多かったというのもある。仕様書を詰める今の段階になって、動作が不明な信号がひょっこり出てきたりする。

表現がウソだな。あることは知っていたが、見ない振りして素通りしてた信号が今ごろになってクローズアップされてきた、というのが正しいな。

おそらく、それぞれのレベルで上手くやるべき方法はあったんだろうが、正直いって、こんなに苦労しているのはひとえに自分の経験不足なんだろうな、ということ。

仕様の理解だって、数をこなしていれば検討がついて、さくさく理解できるのだろうし、設計仕様書なんて、ツール(ExcelとかWordとかVivioなど)をガリガリつかってこなさんと作成速度もあがらんのだろう。

検証環境の構築だって、UNIXの基礎知識やツールの設定なんていうのも今まで用意して貰っていたりしたのを自分でつくる必要があったりと、なんというかもう、中小企業の技術者としての総合的な力量が不足している!

とにかく今足りないと思われる知識を列挙すると、

詳細設計仕様書作成
・Wordの使い方
・Excelの使い方
・Vivioの使い方
・回路図の基礎

RTL作成・検証
・RTL自体の基礎
・UNIX(sun/linux)の使い方、各種ツールの設定
・Verilog XL
・NC-verilog
・simvision(波形ツール)

あー、いろいろたくさん勉強することがあるのは喜ばしいことだ。
計画的に勉強して、来年には社内1の技術者になるぞ。

---

あと利用させてもらってるJUGEMだけど、記事をアップする前にプレビューができず不便だなあ。
近いうちに移転するかもしれません。
| メモ | 23:10 | comments(1) | trackbacks(0) |
TV系LSI関連まとめ
先月まで携わっていたTV系LSI関連の情報を記憶が薄れないうちにまとめ。
とはいえ、すでに大半が抜けてしまったなあ。

本当は、システム全体を理解しておくべきだったのだろうけれど、例によって余裕がなく、担当したサブブロックのみ、
理解したつもりでいる。今振り返っても、もったいないことしたなあ…。ちゃんと勉強していれば…。

●映像信号処理技術

NTSC(アナログカラーテレビ放送に関する規格)
PAL(アナログカラーテレビ放送に関する規格)
動画圧縮
動き補償
フレーム間予測
動きベクトル

つくっていたのは高画質化のためのLSIです。そのうち、動き補償という回路の動きベクトル探索(ME: Motion Estimation)という回路の設計のお手伝いをしていて。

動き補償っていうのは、動画の現在、過去、未来で、変化というは「ごく一部」であるわけですね。ということはそのごく一部と前の情報だけ持っていれば画像は作成できるわけで、データ保持を圧倒的に少なくすることができ非常に効率がよい。

本LSIの場合、過去、現在、未来のそれぞれの中間画像を生成することができる。そうすると、画像が二倍になり、滑らかな画像を得ることができるわけ。

で。「ごく一部」を計算するのが、動きベクトル探索といわれるものです。これは16×16画素のブロック単位で差分をとり、どの程度変化したが、というのを求めるわけ。これが一画面分の画素に対してぜーんぶやるので大変なわけよ。

そういうことやってた。
| TVLSI関連 | 19:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
仕事について俺が整理しておかないといけないこと
●背景

4月末に派遣先から自社の事務所に戻り、請負仕事を手伝うことになったわけだが、今までと勝手が違うことに気づいた。ちなみに派遣先はいわゆる「大手メーカー」系列のLSI会社だ。

1. 大手は人が多い=知識のある人が多く質問がしやすい
2. 大手は各仕様書のフォーマット、チェックリストが策定されており、品質を保つ工夫がある。人もかけることができるからダブルチェックも行える。
3. 大手はシステム管理部門があるため、PC、UNIX等の諸問題について質問を投げると解析してくれる。
4. 大手は仕事を受ける際、受け入れ条件をチェックする仕組み(たぶんチェック項目リストと経験者)がある。
5. 大手は各自の役割を明確にする(しないと多くの人が余ってしまう、というのもあると思うけど)


●思ったこと

これら大手のメリットを無自覚に活用していたんだがそうもいかなくなった。これら仕事に必要なものを逐次うちの事務所にも準備しないことにはダメだ。仕事を行うための手順書とチェックリスト、これは最低限いると思うのね。

今は、請負仕事は、とにかく日程までにこなしていく、というスタンスでやっているみたいだけどこれは技術力のある上司がいるからできるんであって、能力のない私のような人間でも、そこそこの品質で成果を出すためのノウハウ、というのはまとめて共有する必要があると思う。現在は個人にのみ蓄積されて、共有化されていない。だから技術力の底上げができていないだと思うわけで。

…ただこれは基礎学習をしていない私だから思うことなのかも。新入社員て、研修を受けるでしょう。私、それ受けてないのよね。中途だし。だからこそ基本を勉強しておかないとやべぇ、っていう危機感がめっさあるんです。ほんとに、基本知識がない。なんとなく、なんだよね。ダイオード、説明して見ろっていわれてもわかんないもの。

それと、現在の仕事は「LSI設計業務」ってことになっているんだけどさ、例えばUNIX/Linuxの知識がないとツールのインストールやバージョンアップもできないし、仕様書やプレゼン資料を作るにしても、マイクロソフト系のツールの操作方法にある程度慣れていないと、効率よく作業ができない。その他、PC設定、メール設定なんかも知っておかないと不具合がでたとき困るし。大手に派遣でいたころは、ノータッチだった部分まで、ある程度自分でやらないと誰もやってくんない、という状況に直面してる。これねえ、思った以上に辛い。時間があれば勉強だってできるけどさ、んな暇今ねーっつーの。

というわけで、LSI勉強ブログ、といいながら、仕事全体を効率よく考えるブログにしないといけないなと。


●方向

やらなくてはならない課題は三つ。

1. RTL設計(Verilog)を極める
2. unix/Linuxの使い方を理解
3. 仕事手順書/チェックリスト作成

1.はこのブログの命題であったもの。結局RTL設計って、あれだよね、積み木みたいに小さな機能を積み重ね(=接続)ってことだと思ってる。ただ僕の場合、それはわかっているんだが、その小さな機能を自体がよーわかってないんですな。だから一々小さな機能について無駄に考えてしまって時間がかかってるんだ。いい加減それは卒業しないといけないわけで。

幸い、よい練習問題がいくつかあるので計画を立てて勉強したい。

2.はねえ。例えばverilogもそうなんだけど、Widowsで波形を見ようと思ったらX-windowを入れなきゃいれない、らしい。って知識がまったくないので、せめてRTL設計に必要な各種ツールの操作方法、インストール、バージョンアップ方法の学習を行っておく。

3.はRTL設計という仕事を万事効率よく進めるために作成。必要情報が足りないとか、事前に問題点をスクリーニングしておくのは当たり前のことだものね。今やっている仕事は、まさにそれをやらなかった(営業!)から確認作業が死ぬほど多くて、正直大筋はこちらが想像して信号名を補完してやってる。DRで話題になるんだろうけれど、項目多すぎるからなあ…


●終わりに

とか、いまいろいろ思ってます。とりあえず6月末まで今の無茶な仕事が終わるはずなので、これをダシにいろいろ学べるところがあるだろうなと思ってます。
| メモ | 00:45 | comments(2) | trackbacks(0) |
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