先月まで携わっていたTV系LSI関連の情報を
記憶が薄れないうちにまとめ。
とはいえ、すでに大半が抜けてしまったなあ。
本当は、システム全体を理解しておくべきだったのだろうけれど、例によって余裕がなく、担当したサブブロックのみ、
理解したつもりでいる。今振り返っても、もったいないことしたなあ…。ちゃんと勉強していれば…。
●映像信号処理技術
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NTSC(アナログカラーテレビ放送に関する規格)
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PAL(アナログカラーテレビ放送に関する規格)
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動画圧縮
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動き補償
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フレーム間予測
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動きベクトル
つくっていたのは高画質化のためのLSIです。そのうち、動き補償という回路の動きベクトル探索(ME: Motion Estimation)という回路の設計のお手伝いをしていて。
動き補償っていうのは、動画の現在、過去、未来で、変化というは「ごく一部」であるわけですね。ということはそのごく一部と前の情報だけ持っていれば画像は作成できるわけで、データ保持を圧倒的に少なくすることができ非常に効率がよい。
本LSIの場合、過去、現在、未来のそれぞれの中間画像を生成することができる。そうすると、画像が二倍になり、滑らかな画像を得ることができるわけ。
で。「ごく一部」を計算するのが、動きベクトル探索といわれるものです。これは16×16画素のブロック単位で差分をとり、どの程度変化したが、というのを求めるわけ。これが一画面分の画素に対してぜーんぶやるので大変なわけよ。
そういうことやってた。